青森が元祖とされる、煮干しラーメン。
煮干しでダシをとるのは昔から行われてきたことですが、濃度をより濃くして煮干しの風味を前面に出したのがこの「煮干しラーメン」です。
東京でも煮干しラーメンブームが起きてしばらく経ちますが、ここ福岡にも濃厚な煮干し風味のラーメンを提供する店が複数あり。
そのうちのひとつが、2024年7月現在は平尾で営業している「麺や鱗道(りんどう)」。
以前はnibora(二ボラ)という店名でしたが、店名を変えて間借り営業中。
濃厚ガッツリな煮干しスープが楽しめる店です!
「麺や鱗道」平尾にある煮干しラーメン専門店
平尾北交差点から入ったところにある、麺や鱗道。
小さな表札が立てかけてあるだけで目立たないようにしてあるので、一度通り過ぎてしまいました。
平尾駅からだと徒歩7分、薬院駅からは徒歩10分ほど。
ウエスト平尾店の向かいの通りです。
店内はカウンター7席のみ。
夏期は入口近くに大きな冷房機が設置してあり、なかなかの音を立てる中で店主さんが黙々とラーメンをつくっています。
メニューは煮干しを効かせた淡麗煮干しラーメン醤油・塩、煮干しの苦みやクセを楽しめる鱗道ラーメン、鶏モミジ・豚肉を入れより濃厚な激鱗(げきりん)ラーメンなど。
メニュー裏側には食材へのこだわりが記載されています。
日本各地から選び抜いた素材を使っているのがよくわかる。
はじめての来店にもかかわらず、果敢にも(?)おそらくいちばんクセが強そうな「激鱗ラーメン(1,230円)」を注文してみました。
濃厚でクセのある「激鱗ラーメン」煮干しの旨味苦みが押し寄せる
こちらが麺や鱗道の「激鱗ラーメン」。
なんとも濃厚そうなスープの色が、煮干し好きの食欲をかきたてます。
トッピングは、2枚の異なるチャーシューにみじん切りの玉ねぎ。
さらにバラ海苔、メンマが乗っています。麺は細麺。
スープを一口。
……おおお、濃厚な煮干しの香りと味わいが押し寄せてくる。うまい!
煮干しらしい苦みもあるんですが、決してイヤなものではなく煮干しの旨さの一部という感じ。
麺は福岡ではスタンダードな細麺、少し硬めでややポキっとした食感が残っていて歯ごたえがある。
チャーシュー自体の味付けはそれほど強くなく、強力な煮干しスープとよく合います。
「イカの和え玉」スルメの味を凝縮したような個性派
替え玉は、これまた初来店にも関わらずクセの強い「烏賊(イカ)の和え玉」をハーフで注文してみました。(230円)
通常の煮干しとはまた違う、希少な烏賊煮干しを使っているとのこと。
小さめのチャーシューや玉ねぎも乗っていてうれしい。
スルメの塩味・旨味を凝縮したようなタレがかかっていて、とても個性的な味。スープをちょい掛けしてもOKとのことで、スープをかけつついただきました。
こちらもおいしかったんですが、イカ(スルメ)の塩気がかなり強いのでせっかくの煮干しスープが味わいづらくなってしまったのがちょっと難点かな。。。
替え玉というよりはサイドメニューに近い立ち位置ですし、2回目以降の来店で試してみるのがいいんじゃないかと個人的には思いました。
順番が逆な気もしますが、次回は淡麗煮干しラーメンか鱗道ラーメンを食べてみたいなあ。
「麺や鱗道」店舗詳細
店名
麺や鱗道
住所
〒810-0014
福岡県福岡市中央区平尾1丁目9-8
地図
電話番号
080-1764-2033
営業時間
11:00-14:15L.O(14:50閉店)
19:00-22:15L.O(22:50閉店)
定休日
火曜
公式Webサイト・SNS
麺や鱗道🐟🍜 福岡 平尾 煮干しラーメン専門店(@menya_lindo) • Instagram写真と動画
麺や鱗道 福岡 平尾 煮干しラーメン専門店(@menya_lindo)さん / X
※2024年6月時点の情報です。最新情報は店舗にてご確認ください