福岡の名物ラーメン店「元祖長浜屋」の独特なコール『ベタ』『ナマ』って?

福岡の名物ラーメン店として全国的にも有名な「元祖長浜屋(がんそながはまや、通称:ガンナガ・ガンソ)」。

福岡ラーメンの特徴のひとつでもある「替え玉」発祥の店であり、独特の雰囲気やスタイルを持つ店でもあります。


そんな長浜屋独自のスタイルのひとつが、入店時のコール

まず入店してすぐ注文前にラーメンの好みを聞かれる(言う)店が珍しいですし、その好みの表現『ベタ』『ナマ』といった聞き慣れないワードも独特。


この記事では、元祖長浜屋独特なコールを紹介します。

元祖長浜屋とは?「替え玉」発祥の店、根強い人気の老舗ラーメン店

まず、福岡市民にとっての『元祖長浜屋』がどんなところなのかかんたんに説明します。
※いち福岡市民の意見です

元祖長浜屋


根強い人気の元祖長浜屋ですが、多くの福岡市民にとって「おいしいラーメンが食べたい」ときに行く店”ではありません”。

ガンナガに行くのは、以下のような人・シチュエーション。

  • 「おいしいラーメン」ではなく、「元祖長浜屋のラーメン」が食べたいとき
  • 元祖長浜屋の「あの雰囲気」を感じたいとき
  • 早朝・深夜など通常ラーメン屋が開いていない時間帯にラーメンを食べたいとき(遅めの飲み会後、夜勤のトラックやタクシー運転手など)

元祖長浜屋よりおいしいラーメン屋はたくさんありますが(失礼)、それでもガンナガになんとなく行きたくなる気分やシチュエーションがあるんです。
(ガンナガが一番好みの方、気分を害されたら申し訳ありません。あくまで個人の感想です)

元祖長浜屋のラーメン


いずれにしても、他のラーメン屋とは異なる位置づけにあることは間違いないでしょう。

元祖長浜屋で使われる独自コール「ナマ」「ベタ」ってなに?

元祖長浜屋は飲み物以外のメニューがラーメンしかないこともあり、入店したら食券を渡す前に「麺の硬さは?」とラーメンの好みを聞かれます。

元祖長浜屋の店内

ここで、実は麺の硬さのほかに脂やネギの量も伝えることが可能。

元祖長浜屋のコール
  • 【脂の多さ】脂が多い順に、ベタ→(普通)→ナシ
  • 【麺の硬さ】硬い順に、ナマ→カタ→普通→ヤワ
  • 【ネギの量】ネギが多い順に、ネギヤマ or ネギ盛り→ネギ多め→(普通)→ネギ抜き

麺の硬さは普通でも「普通で」と伝える必要がありますが、脂やネギが普通でいい場合は伝える必要なし。


なので、たとえば麺バリカタで脂・ネギは普通でいい場合は「ナマ」、

ナマ&脂多めネギ多めにしたい場合は、「ベタナマネギオオメ」となります。

これを「麺の硬さは?」と聞かれたときに答えればOK。

福岡だけでなく全国に広がるガンナガの弟子・オマージュ店

個性あるラーメン店・元祖長浜屋には、弟子や関係者が開いた類似店・オマージュ店が多数あります。

いずれも赤いカウンター、「アブナイ」看板、ヤカンに入ったお茶、ポットに入ったタレなどといった特徴はほとんど同じ。ラーメンの見た目も味もかなり近い。

※元祖長浜屋とは資本関係や協力関係にないはずなので、『姉妹店』ではない


代表的な店が、元祖長浜屋のすぐ近くにある元祖ラーメン長浜家(ながはまけ、通称:家①)。

価格の安さ、営業時間の長さ、接客や味のバランスもよく、ガンナガをしのぐほどの人気をほこる店です。

元祖ラーメン長浜家

元祖ラーメン長浜家のラーメン


以前は近くにあったものの、現在では中洲地区に移転している元祖ラーメン長浜家(家②)。家①と名前も看板もまったく同じですが、支店ではなく別経営のようです。

カウンターしかないためか長浜屋っぽさはやや薄いですが、立地がよいので飲んだ後に寄りやすい。


姉妹サイトのushigyu.netにて、元祖長浜屋、元祖ラーメン長浜家1、家2を食べ比べているのでそちらも参考にどうぞ。


他にも多数の「元祖長浜屋」に似た店があります。

どこまで同じにしているかわかりませんが、もしかするとこれらの店でも独特のコール「ベタナマネギオオメ」が通じるかもしれませんね。

「元祖長浜屋」店舗詳細

店名

元祖長浜屋

住所

福岡市中央区長浜2-5-25 トラストパーク長浜3-1F

地図

電話番号

092-711-8154

営業時間

6:00〜25:45

定休日

年末年始(12月31日〜1月5日)

公式Webサイト・SNS

元祖長浜屋 公式サイト

※2024年3月時点の情報です。最新情報は店舗にてご確認ください

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