福岡の定番おやつ「むっちゃん万十」って?発祥はなんと長崎?ハムエッグが圧倒的一番人気

むっちゃん万十

福岡ならではのおやつといえば、真っ先に名前が挙がるむっちゃん万十

福岡市内を中心に福岡県に16店舗、県外に3店舗を構え、おとずれるお客さんの小腹を満たし続けています。
※店舗数は2024年5月現在


定番の味は、なんといってもハムエッグ

からしマヨネーズが効いたあの味が病みつきになるんですよね。

私が大学生のときも、部活終わりによく「むーじゃん(むっちゃん万十を賭けたじゃんけんの意)」をやっていたのを思い出します。


この記事では、福岡の人におなじみの「むっちゃん万十」についてまとめました。

むっちゃん万十の圧倒的人気No.1は「ハムエッグ」特製からしマヨがうまい!

久々にむっちゃん万十が食べたくなり、訪れたのは博多バスターミナル店

天神周辺には店舗がないので、街中でいちばん行きやすいのはたぶんこの店。

むっちゃん万十

圧倒的な一番人気の定番・ハムエッグは220円。

他のメニューも200〜300円と、この物価高でもおやつとして食べやすい価格なのがうれしい。
※価格は2023年2月現在。2024年5月現在は20円値上げされたようです。。

圧倒的な一番人気の定番・ハムエッグは220円

私はもちろんハムエッグを注文。
歩きながらでも食べやすいよう口の開いた紙袋に入れてくれます。

歩きながらでも食べやすいよう口の開いた紙袋に入れてくれる

有明海のムツゴロウをモチーフにしたこの形が、むっちゃん万十の特徴。

有明海のムツゴロウをモチーフにしたこの形が、むっちゃん万十の特徴

中身の写真はきれいに撮るのがむずかしい。。。
ハムと半熟〜かたゆでの卵、そこに特製のからしマヨネーズがばっちり合うんです。

むっちゃん万十の中身の写真はきれいに撮るのがむずかしい

小腹がすいたときにうってつけの、福岡定番おやつ。

学校帰りにむっちゃん食べながら友達とダベる。最高です。

むっちゃん万十の発祥の地、実は長崎!?

このむっちゃん万十、じつは発祥の地は福岡ではなく長崎であることをご存知でしょうか。

今や福岡の郷土食と言っても過言ではないむっちゃん万十ですが、誕生したのは長崎県諫早市。現社長である玉木紀充さんの母が、小さな店舗で作り始めたものだそうです。福岡に来ることになり、どこに店舗を構えるか考えた玉木社長は、子どものころに住んでいた大野城に出店することを決めたといいます。
むっちゃん万十が長崎出身って知ってた⁉ハムエッグをおびやかす次世代勢力も調査!~ふるさとWish大野城市~|福岡・九州ジモタイムズ Wish|KBC九州朝日放送


長崎県諫早市で誕生したあとに、福岡で勝負したいということで福岡県大野城市に出店したのがはじまりらしい。

むっちゃん万十のムツゴロウの形は、諫早湾干拓事業により絶滅が危惧されていたムツゴロウを皆に知ってもらおうということでつくられたものとのこと。


福岡民にとってなじみ深い「むっちゃん万十」が実は長崎出身だというのは、多くの福岡人が知らない事実かもしれませんね。

類似店「ムツゴロウマンジュウ」は閉店したらしい

むっちゃん万十とそっくりの「ムツゴロウマンジュウ」を出す店が、以前天神などに出店していました。

どうも同じ長崎県諫早市から枝分かれしたもう片方の店がこちら、ということらしい。

むっちゃん万十が「玉乃屋」で、ムツゴロウマンジュウが「喜宣堂」の運営とのこと。


天神にあったころのムツゴロウマンジュウ天神店(2012年撮影)。
2024年現在は更地になっているようです。

天神にあったころのムツゴロウマンジュウ

価格が今からするとめちゃくちゃ安いのは、ムツゴロウマンジュウがというよりは物価が高くなる前だからですね。
以前はむっちゃん万十のほうもこのくらいの価格だったはず。

ムツゴロウマンジュウの価格

同じムツゴロウモチーフながら、むっちゃん万十とは少し違う形のムツゴロウマンジュウ。

ムツゴロウマンジュウ

さすがに10年以上前なのでくわしい味までは覚えていませんが、辛子マヨネーズにハム、ゆで卵が入っておいしいのは同じだったはず。

ムツゴロウマンジュウのハムエッグ


2024年現在、ムツゴロウマンジュウはすべて閉店してしまったようです。残念。

福岡ならではのおやつ「むっちゃん万十」食べてみて

福岡人にはなじみの「むっちゃん万十」ですが、県外の方はほとんど知らないはず。

福岡に来たときのおやつに、ぜひ食べてみてほしい地元の名物です。

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