福岡市にある区は、天神エリアを擁する中央区、博多駅がある博多区など全部で7つ。
この7つの区のことは知っていても、「どの区の人口が多いのか?」については福岡市民でも知らない人が多いかもしれません。
本記事では、2025年10月時点の最新データをもとに福岡市7区の人口ランキングを紹介。
栄えているイメージのある中央区や博多区が人口も多いのか?それとも他の区の方が上位にくるのか?
予想しながら読むと、より面白いかもしれません!
第7位 城南区(125,941人)
第7位は、城南区。
福岡市で2番目に面積が小さいコンパクトな区ですが、2万人近い学生数を誇る福岡大学があるので学生が多いエリアです。
以前は地下鉄から遠く公共交通機関はバスのみでしたが、七隈線の開業によりアクセスが劇的に向上し沿線住民が急増中。
福岡の区のなかでは人口がもっとも少ないものの、これから増えていくことが予想されています。
第6位 中央区(194,592人)
第6位は中央区。
九州最大の繁華街・天神や大名、薬院を擁する「福岡の中心」ですが、人口ランキングでは意外にも6位という結果に。

中央区の街並み
商業施設やオフィスが多く家賃も高めのため、住む場所というよりは「遊ぶ場所・働く場所」という側面が強い中央区。
大濠公園や桜坂周辺、浄水通りなど高級住宅街もほとんどが中央区。
もしかすると「住みたい人」は一番多いエリアなのかもしれません。
第5位 西区(205,335人)
第5位は、ここ最近の注目度が高い西区。
九州大学の伊都キャンパス移転をきっかけに、九大学研都市エリアが爆発的に発展。
西区で一番栄えている姪浜はその住みやすさ・都心へのアクセスのよさでファミリー層を中心に大人気で、姪浜エリアの学校の多くは生徒数の多いマンモス校に。

西区でもっとも栄えている姪浜
ちょっと西に行けば糸島などの自然がたくさんあり、地下鉄空港線・JR筑肥線あたりなら天神や博多駅へのアクセスも抜群。
私自身も子どもが生まれてから姪浜に移り住みましたが、本当に住みやすくいいところです。
第4位 早良区(220,117人)
第4位は、南北に長く面積がもっとも広い早良区。
北は福岡タワーや百道浜(ももちはま)がある近未来的なシーサイドエリア、南へ行けば脊振山系の豊かな自然と、一つの区とは思えないほどの多様性を持っています。

百道浜は早良区
特に西新・藤崎エリアは修猷館や西南をはじめとする学校が多数ある「文教地区」として大人気。
地下鉄空港線で天神・博多へ一本で行ける利便性もあり、転勤族のファミリーが最初に住む場所としてもよく選ばれています。
第3位 博多区(234,955人)
第3位は九州の玄関口・博多駅や福岡空港のある博多区。
新幹線が止まる博多駅に、飛行機まで地下鉄ですぐの福岡空港。
福岡の誇る「日本トップレベルのアクセスの良さ」を支えているのが博多区です。

博多駅
博多駅周辺のイメージからビジネス街の印象がありますが、一本路地を入れば「博多祇園山笠」に代表される下町の情緒が色濃く残っているエリアも。
最近は再開発でオフィスビルもマンションもガンガン建っており、住民も増えていきそうです。
第2位 南区(263,189人)
第2位は南区。
天神エリアへのアクセスがよい西鉄天神大牟田線沿線を中心に、多くの住民がいる区です。
住宅街としての側面が強い南区。大学や短大が多い大橋駅周辺には学生も多く住んでいます。
公園や自然も多いエリアなので、のんびり暮らしたい人に向いているかもしれません。
第1位 東区(318,717人)
福岡市でもっとも人口が多い第1位は東区。人口30万人超えは市内でも東区だけ。

東区の筥崎宮
福岡市の中でもベッドタウンとしての性質が強かった東区ですが、近年はどんどん開発も進んでいます。
もともと比較的栄えていた香椎に加え、近年の発展がめざましくファミリー層に人気の千早、新しい街として誕生した照葉など。
一方で、志賀島や海の中道といった豊かな自然が残ったエリアでもあるのが東区。
公共交通機関はバスと西鉄貝塚線頼りですが、貝塚駅の相互乗り入れが実現すればさらに利便性がアップ。
これからも発展しそうな要素ばかりで、しばらく1位の座は安泰でしょう。
まとめ
1位が東区というのは多くの福岡市民にとっても意外な結果のはず。私も長く福岡に住んでいますが、これは知らなかった。。。
話のネタとしても、知っておくと面白いかもしれません!

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